ポジティブ・ネガティブな感情を使って探す研究テーマ

看護研究においてテーマ選びは重要です。
それは、研究として成立するかやいい研究になるかどうか以上に、
研究期間中のモチベーションに影響するからです。
もちろん、職場で行われる看護研究の多くが業務命令である以上、
やり遂げる必要があります。
しかし、看護研究は1年程度(院外発表となれば2年程度)かけて行うため、
モチベーションを維持することが重要となります。
教科書的な探し方をしてもモチベーションが保つことが
難しくなることも少なくありません。
今回は、よりモチベーションを持たせるために感情を使った研究テーマの探し方についてご紹介したいと思います。

感情を使って研究テーマを探すメリット

研究計画書にテーマを選定した理由などを書く際には論理的に記載する必要があります。
しかし、テーマを選ぶ際にはそこまで論理的に検討する必要はありません。
むしろ、普段の看護や業務の中で湧き上がる感情を活用すべきです。
感情を使って探すことで、研究に取り組む動機付けを深くすることができ、
長期間維持が必要なモチベーションをキープしていくことができます。

ポジティブな感情を使う

  • 〇〇をすると患者さんのケアがうまくいく。これをもっと広めたい。
  • もっとこんなケアを取り入れたい。
  • これをしたら仕事の負担が減りそう

いかに具体的に自分たちのアイデアの良さを伝えることができるかがポイント。
自分たちが知ってる良さを具体的な結果で説明できるといいでしょう。
どちらかと言えば、自分たちの思いは抑えめにするのがオススメ。

ポジティブな感情からできた研究テーマの例

ラジオ体操を続けると肩こりに効果があるかも。
→業務開始時にラジオ体操を取り入れて前後で比較
<みんなの肩こりが軽減することで体の負担が軽減してハッピー>
患者さんのリハビリテーションに一緒に行くと退院支援するときに役立ってる。
→対象患者さんやRHスタッフ、Nsなどにインタビュー。症例が多ければアンケートでも。
<よりスムーズな情報交換ができることで早期の退院が実現できるかも>

ネガティブな感情を使う

  • なんでこんなことしてるんだろう。
  • 上の人はそういうけど絶対違うよね。

現状批判からスタートすることが多くなるので、
どのようにして上の理解を得るかがポイント。
「この研究を通してどうしたいのか」をアピールできるといいでしょう。
今回の研究のゴールでなくても、継続していくことで得られるものがわかりやすいといいと思います。

ネガティブな感情からできた研究テーマの例

上司「時間外はつけません。もっと効率よくしなさい。」
部下「仕事量が多すぎるからだ」
→タイムスタディで各業務に必要な時間を調査する。
<共通の具体的な資料を使って業務改善なんかを検討できるかも>
上司「もっとインシデント、アクシデントを減らしなさい。」
部下「何をどう減らせっていうの??」
→たとえば転倒に焦点を当ててそれが年齢や疾患、時間帯、状況などを分類していく。
<対処すべき対象が見えてくるかも>

まとめ

今回は、研究期間中、モチベーションをよりもたせるために
ポジティブ・ネガティブな感情を使って研究テーマを考える方法を紹介しました。
看護研究は1年ないしそれ以上の長期にわたる業務です。
単に業務としてこなすのではなく、少しでも楽しめるような研究を目指してください。
Let’s enjoy nursing research!!

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