看護研究を始める前に読むべき4冊

看護研究って看護師の仕事の一部になっている場合が多く、長く続いてきたものです。
しかし、いまだに看護研究に苦労する看護師さんが多い。
それは、研究が看護とは別世界のものだから。
そこで、今回はこれから看護研究を行っていく上で役立つ看護研究を始める前に読むべき4冊を紹介。

研究以前のモンダイ 看護研究で迷わないための超入門講座


心理学が専門の西條先生が書いた「研究以前のモンダイ 看護研究で迷わないための超入門講座」。
研究のHOWTO本ではなく実際の分析手法などは決して詳しくありません。なので、
それよりも、研究をするうえでぶつかる「そもそも論」を解決してくれるような本です。

新版 論文の教室 レポートから卒論まで


次は論理学を専門とする戸田山先生が書いた「新版 論文の教室 レポートから卒論まで」。
この本は、看護研究をする前より以前、大学でレポートを書く時から読んでいる本です。
論文ってなにから始まり、どのように論文を書き上げればいいのかが、この本を読むとわかってきます。
最近、木下是雄先生の理科系の作文技術が漫画化もされて注目されていますが、読みやすさでもわかりやすさでも論文の教室がオススメです。

心理統計学の基礎―統合的理解のために


3冊目は「心理統計学の基礎―統合的理解のために」です。
今回、紹介する4冊の中で断然難しい本です。
それでも紹介したのは、今後自分で研究したり指導したり、あるいは大学院に進みたいという方にはぜひ読んでほしいからです。
平均や標準偏差など統計学の基礎から検定まで基本的な統計はこの本で理解できると思います。
また、看護で統計というと医学系の統計になるんですが、その中には疫学なども含まれているので、心理学の本ですがこちらのほうがわかりやすいです。

ライブ講義・質的研究とは何か(SCQRMベーシック編)


最後は、「1冊目と同じく西條先生の書いたライブ講義・質的研究とは何か(SCQRMベーシック編)」です。
この本は、実際に教育学先行の大学院生に行われたゼミを書籍化したものだそうです。
ほぼ全編に渡って、先生と学生との会話で話が進んでいきます。
その中には、実際にどのようにテーマを定め、データを取り、分析するのかが丁寧に解説されています
西條先生は、心理学が専門でその中でも質的研究が専門。この本は、構造構成主義という考え方に基づき提唱されたSCQRMという理論がベースになっています。
看護では、グランデッドセオリーアプローチなどが有名ですが、質的研究の考え方を学ぶという点ではこの本はオススメです。

まとめ

今回はこれから看護研究を行っていく上で役立つ看護研究を始める前に読むべき4冊を紹介しました。
1冊目は2009年が初版で古いですし、3冊目・4冊目はいきなり読むには難しいかもしれません。ただ、流し読むだけでも役に立つ部分があると思います。
何より2冊目はすぐに手に入れてください(笑)。
Let’s enjoy nursing research!!

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