アンケートをするときの6つのルール~その2~

アンケートをするときのルール、その2です。
大原則編とその1はリンクからどうぞ。

今回は、

  • アンケートをする対象者
  • いつアンケートをするのか
  • どうやって配布・回収をするか

を紹介してみたいと思います。

誰にアンケートする?

まずは誰にアンケートをするかです。

  • 看護師を対象とするのか
  • 患者を対象とするのか
  • 他職種を対象とするのか

もちろん、研究目的により異なりますし、研究目的に沿って考える必要があります。
しかし、誰にするかを考える場合、どれくらいの規模で可能かを考える必要もあります。
アンケートを用いた研究は内容はもちろんですが、規模も見られます。
10人を対象とした研究よりも100人を対象とした研究のほうがインパクトが大きくなります。
例えば、病院勤務の看護師と言っても様々な看護師がいます。
500人以上看護師がいるような大きな病院であっても対象となる看護師は限られる可能性があります。
また、患者を対象とする場合でも、対象となる(できる)患者がどの程度いるのか検討が必要でしょう。
新しい方法の足浴について評価を得る場合、足浴が必要な人がアンケート期間でどの程度、見込まれるのか見積もる必要があります。
自立度が高い患者が多いのであれば、対象は減ります。また、期間が短ければやはり数は減ってしまいます。

いつアンケートをする?

アンケートを用いた研究では、アンケート1回の研究もあれば、複数回した研究もあります。
前回、簡単に触れましたが、個人属性などによって複数のグループに分け、比較検討することがあります。
比較検討する場合には、複数回のアンケートにより前後比較や時系列の変化を見ることもあります。
例えば、パンフレットの変更前後で理解度が変わるのかを比較し新しいパンフレットの効果を検討することができます。
患者を対象とした研究であれば、前後が全く別のグループになることが多いですが、
看護師対象の研究であれば、個々の変化を追いかけることもできるでしょう。
そういった場合には、個人番号などを決めてもらい、前後でデータを合わせて分析することもできます。

どうやって配布・回収をする?

最後は、配布と回収の方法です。
回収率や個人情報の兼ね合いでこれが意外に大変。
1対1で配布・回収すれば、回収率は上がりますが、個人情報は保護できません。
逆にどこかに置いて、記入してくださいというと、個人情報は保護できても回収率は上がりません。
よくある方法は

管理者を通じて配布・回収した

っていうものですが、配布・回収のチェックが入ったり、中身が確認されないようにする必要はあるでしょう。
また、患者や家族を対象とする場合には、郵送法などもあり得ますが、必ずしも高い回収率とはなりません。

アンケートを作った。だけど、返ってきたのは数枚だった。

そんなことにならないように十分検討してください。

まとめ

今回は、アンケートの「対象」、「タイミング」、「配布・回収方法」について紹介しました。
看護研究では多く行われるアンケートを用いた研究ですが、決して甘いものではありません。
ぜひポイントを押さえて、いい研究にしてください。
Let’s enjoy nursing research!!

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